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京都市営地下鉄のきっぷ

ここでは、京都市営地下鉄のきっぷ類について、私が知っている限りで説明します。

きっぷの種類

普通の乗車券

京都市営地下鉄
四条→210円区間

京都市営地下鉄
太秦天神川→210円区間
京都市営地下鉄
三条京阪→250円区間

京都市営地下鉄
烏丸御池→210円区間
左側に月・日と時刻が印字され、年が印字されないのが特徴です。右上には4桁の数、右下には発行した券売機名の英数字が印字されます。
スルッとKANSAI共通カードやトラフィカ京カードを使って購入すると、駅名の下に「カード」と印字されます。(トラフィカ京カードの場合には枠で囲まれた「[カード]」と印字されると推定しています(太秦天神川→210円区間のきっぷが例)。
こども用の場合には下中央に[小]と印字され、右下には小児料金も印字されます。こども用でない場合は小児料金は印字されません


回数乗車券

普通回数券

京都市営地下鉄
普通回数券 250円区間
券売機で11枚セットを10枚分の値段で買えます。金券ショップでも1枚単位でバラ売りしています。「回数券」の文字の下に発行駅、発行年月日、そして有効期限が印字されます。
その下には入場駅・入場日時を印字するスペースが設けられていて、改札機に入れたときに印字されます。
また、横の星印「★」の意味は今のところよく分かりません。
右下には4桁の数と発行した機械名の英数字が印字されます。
スルッとKANSAI共通カードを利用して購入した場合には左下に「カード」と印字されます。


昼間回数券

京都市営地下鉄
昼間回数券 210円区間
京都市営地下鉄
昼間回数券 280円区間
使用できる日時が限られているため、上記の回数券よりも安く、券売機で12枚セットを10枚分の値段で買えます。金券ショップでも1枚単位でバラ売りされています。
上記の回数券との印字の違いは、上記の発行駅・発行年月日のスペースに使用できる日時の注釈が印字されているため、発行駅・発行年月日は左下に印字されます。そして、スルッとKANSAI共通カードを利用して購入した場合に印字される「カード」の文字は左中央に縦書きで印字されます。


スルッとKANSAI都カード

京都市営地下鉄
スルッとKANSAI都カードの裏面
京都市交通局が発行しているスルッとKANSAI共通カードです。
裏面はこのようになっています。


トラフィカ京カード

京都市営地下鉄
トラフィカ京カードの裏面
京都市交通局(地下鉄と市バス)専用のカードで(他社線には利用できません)、1割分お得に使えるプレミアム付きのカードです。1000円のカードで1100円分、3000円のカードで3300円分使えます。
この京カードを使って券売機できっぷを買うことも出来ますが、上記のプレミアム付きなので、他社線への連絡きっぷは買えないようになっています。また、回数券・昼間回数券も買えないようになっています。
裏面はこのようになっています。下半分に赤字で案内が記載されています。
また、このカードは京都市交通局のみで使えるカードなので、スルッとKANSAI共通カードのように「京交」や「KC」は駅名の前に付きません。


市営地下鉄1dayフリーチケット

京都市営地下鉄
市営地下鉄1dayフリーチケットの裏面
地下鉄が1日乗り放題になるチケットです。
一番最初に入場するときのみ、裏面に月日・時分・入場駅が印字されます。それ以降は改札機に入れても何も印字されません。


改札機内でのきっぷの扱い方

定期券サイズ(5.75cm×8.5cm)のきっぷはどちら側を先頭にして入れるか、裏表どちらにするかで4通りの入れ方があります。エド券(エドモンソン券・3cm×5.75cm)の場合は垂直に入れることも可能なので8通りの入れ方がありますが、基本的にどの入れ方でも正常に処理してくれます。


下のアニメーションはきっぷの動き方を簡単に表したもので、厳密なものではありません。実際にはもっと複雑な動きをしていますのでご了承ください。

裏向け

京都市営地下鉄
裏向けで入れた場合の動きの例
(赤色改札機の場合)
きっぷを裏向けにして入れても大丈夫です。改札機の種類によって処理の仕方が異なります。
赤色改札機の場合は、右のアニメのように、中央の横の線を軸にして180度回転して表向きになって出てきます。わざわざ表に裏返して出てくるのです。

旧型改札機の場合は、そのまま裏向きで出てきます。


垂直

京都市営地下鉄
垂直に入れた場合の動きの例
きっぷ(エド券)を垂直に入れた場合は、赤色・旧型どちらも半時計回りに90度回転して出てきます。


裏向けかつ垂直

京都市営地下鉄
裏向けかつ垂直に入れた場合の動きの例
(赤色改札機の場合)
裏向けかつ垂直に入れた場合は、まず半時計回りに90度回転して向きが整えられて、次に赤色改札機なら上記のように裏返って表向きになります。旧型なら裏向けのまま出てきます。


何故わざわざ裏返してくれるのか

きっぷを裏向けで入れると、新型赤色改札機の方ではご丁寧に裏返して出てきますが、これには理由があるのです。
それは、改札機内の部品で磁気ヘッド(磁気を読み書きする部品)が結構高価なもので、この磁気ヘッドの数で改札機全体のコストが随分変わってくるのです。
旧型の改札機ではきっぷを裏返す機能はないので表面用・裏面用の磁気ヘッドが必要ですが、きっぷを裏返す機能を付けると磁気ヘッドは片面分だけでよいので、コストが大きく変わってきます。
つまり、表面用・裏面用の磁気ヘッドを付けるよりも、きっぷを裏返す機能を付けた方がコストがかからないということです。

出典:自動改札のひみつ ISBN 4-425-76131-6

改札機内での回数券の印字

回数券を使うときには入場時に入場駅・入場日時などが印字されます。その印字は改札機・入れ方によって異なります。

赤色新改札機での印字

↓投入した向き↓
京都市営地下鉄
↓進行方向(先頭)↓
↑進行方向(先頭)↑
京都市営地下鉄
↑投入した向き↑
まず、上記のように垂直に入れた場合は反時計周りに90度回転し、裏向けに入れた場合は表向きになります。
そして、駅名・日時(月・日・時・分)が印字されて、進行方向(先頭)に穴が空いて出てきます。駅名・日時の文字の向きは回数券の文字の向きにあわせて印字されます。


烏丸線の旧改札機での印字

↓投入した向き↓
京都市営地下鉄
↓進行方向(先頭)↓
↑進行方向(先頭)↑
京都市営地下鉄
↑投入した向き↑
烏丸線の旧改札機では上記のように垂直に入れた場合は反時計周りに90度回転し、裏向けでもそのまま処理されます。

駅名の印字は、中央の位置に右のように縦書きで印字されます。
日付の印字は後ろ側(進行方向(先頭)の逆側)に月と日がデジタル数字の書体で印字されます。向きは回数券の文字の向きに合わせて印字されます。なお、入場時刻は印字されません
そして、進行方向(先頭)に穴が空いて出てきます。


東西線の旧改札機での印字

↓投入した向き↓
京都市営地下鉄
↓進行方向(先頭)↓
↓投入した向き↓
京都市営地下鉄
↓進行方向(先頭)↓
東西線の旧改札機では上記のように垂直に入れた場合は反時計周りに90度回転し、裏向けでもそのまま処理されます。
東西線の改札機では、烏丸線とは違って上記の新改札機のように駅名・日時も印字されます。
そして、進行方向(先頭)に穴が空いて出てきます。駅名・日時の文字の向きは回数券の文字の向きにあわせて印字されます。


市営地下鉄1dayフリーチケットを入れたら

私は今まで3回使ったことがありますが、以下のようになりました。
京都駅赤色改札機に裏向けで矢印と逆方向で投入→表に裏返って正常に印字
山科駅灰色改札機に裏向けで矢印の方向で投入→表に裏返って正常に印字
山科駅灰色改札機に裏向けの矢印の逆方向で投入→表に裏返って正常に印字
灰色の改札機は普通のきっぷを裏向けに入れても裏返りませんが、市営地下鉄1dayフリーチケットを入れた場合は裏返るようです。
なので、烏丸線の旧改札機に裏向けで入れたときの反応が気になります。(エラーになるのか、裏のまま印字されるのか、裏返って印字されるのか。)

スルッとKANSAI共通カード・トラフィカ京カード

今まで投入したことがないので詳細は不明です。




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